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60年代の雪国で働く女性を活写 秋田・湯沢の杉本さんニコンサロンで写真展「神様がご褒美」

寒さや雪焼けを防ぐため顔を布で覆う女性=1960年代後半、横手市山内(杉本さん撮影)
切り出した材木をそりで運ぶ女性たち=1960年代後半、横手市山内(杉本さん撮影)
愛用のカメラを手にする杉本さん

 秋田県湯沢市の写真愛好家杉本昭一さん(88)の写真展「高度経済成長期のむら社会」が4月に東京、5月に大阪のニコンサロンでそれぞれ開かれる。成長期真っただ中の1960年代に雪国の農村で働く女性を活写した作品を紹介する。「写真人生の最後にニコンサロンで個展ができる。神様がご褒美をくれたのかな」と喜ぶ。

 横手市の山内や増田、秋田県東成瀬村などで撮影したモノクロ54点を展示。男たちが出稼ぎで地元を離れた冬、まきの切り出しや運搬といった重労働にいそしむ女性を被写体にした。
 杉本さんは県の蚕業普及員や農協職員として働く傍ら失われゆく村の風景を撮り続けてきた。写真歴は70年近くに及び、全国農業新聞写真コンクール、河北写真展などで受賞経験がある。
 ニコンサロンはプロ、アマを問わず展示作品を公募している。杉本さんは今回、写真仲間の勧めで応募した。
 「選考委員に見てもらうだけでもありがたい」と考えていたが、写真評論家の飯沢耕太郎さん(仙台市出身)や美術家・写真家の佐藤時啓さん(酒田市出身)ら5人の審査で認められ、個展の開催が決まった。
 期間は東京の銀座ニコンサロンが4月17〜30日、大阪ニコンサロンは5月9〜22日。いずれも入場無料で午前10時半〜午後6時半。日曜休館。連絡先は銀座ニコンサロン03(5537)1469、大阪ニコンサロン06(6348)9698。


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2019年03月19日火曜日


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