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<特区保育園>職員また大量退職へ 「待遇不公平」園長に不満

 仙台市が国家戦略特区の活用で整備し2017年4月に開園した「中山とびのこ保育園」(青葉区)で、全職員23人の半数以上が今月末で一斉退職することが19日、関係者への取材で分かった。開園初年度にも職員の半数に当たる12人が退職しており、保護者から「運営に問題があるのではないか」との声が出ている。
 園運営の社会福祉法人「中山福祉会」によると、退職するのは保育士11人と調理師1人の計12人。複数の保育士が取材に「18年4月に就任した園長を信頼できず、園にいることが苦痛だった」と理由を説明した。
 ある保育士は「特定の人たちだけに研修の機会が与えられるなど待遇が不公平だった」と指摘。別の保育士は「人事考課を信頼できず、考課を基に算定される賞与額にも納得できなかった」と語る。
 園では17年度も、法人の前理事長によるパワーハラスメントや就任前から職員人事に関与した園長への反発を理由に、保育士ら12人が退職した。
 開園時から子どもを預ける保護者の一人は「2年連続の大量退職は異常。なじみの先生が急にいなくなると、子どもが不安になりそうで心配だ」と話す。市幼稚園・保育部運営支援課も「2年続けて半数近い職員が退職する例は聞いたことがない」としている。
 取材に対し法人理事長は文書で、法人への不満が理由なのは1人で他は一身上の都合と説明。「補充人員は確保できており、19年度の運営体制に懸念はない。職員は客観的、公平に扱っている」と強調した。


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2019年03月20日水曜日


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