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<なでしこL・マイナビ仙台>得点力向上へ「縦」強化 攻撃のめりはり重視

開幕戦に向けた練習でボールを追う武田(左から2人目)。右端は三橋

 18試合でわずか17得点。昨季のリーグ戦で仙台が低迷した要因の一つが得点力不足だった。選手同士の連動に欠いてパスを寸断された。再建に向け、辛島監督が手掛けるのが縦のラインの強化。積極的な選手起用やコンバートでゴールまでの筋道を固める。
 19日の練習。センターバックに入った奈良が最終ラインを起点にパスを出し、三橋や新人の松井が巧みにつないで前線へ経由。2トップの一角の武田らがDFの裏に抜け出してゴールを狙った。昨季、左足の精度が高い奈良はボランチやサイドハーフで出場し、スピードのある武田もサイドハーフが主戦場。長身の三橋は出場機会に恵まれなかった。
 辛島監督は「攻撃を重視した起用」と明かす。重視するのは攻撃のめりはり。じっくりボールを回して相手の守備を崩し、勝負どころは素早く縦への突破でゴールを狙う。「奈良はビルドアップが安定し、松井はボールを散らせる。三橋も身体能力で可能性が高い選手だと思う」と期待する。
 選手も手応えは十分だ。2年目の武田は「サイドハーフで身に付けたドリブルで仕掛ける攻撃が、FWでうまく出せている」と納得顔。奈良も「ビルドアップができるように練習してきた」と自信を得た。
 開幕デビューを目指す松井は意気込む。「出場に向けてアピールできている。長所のパスの精度を生かして得点を演出したい」。変革を進め、チームスローガンの「捲土(けんど)重来」の準備が整った。(原口靖志)


2019年03月21日木曜日


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