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<福島復興祈念公園>追悼施設は高さ20メートルの丘に

 福島県と東北地方整備局は20日、浪江町と双葉町にまたがって整備する復興祈念公園の基本設計案を公表した。国営の追悼・祈念施設は高さ約20メートルの築山として造成。東京電力福島第1原発や震災遺構、海などを一望しながら祈りをささげる場とする。
 福島市であった有識者委員会で示した。公園は約50ヘクタール。国が整備する追悼・祈念施設は中心付近の約10ヘクタールで、なだらかな丘陵の斜面に花などを植える。丘からは遺構として保存が決まった請戸小校舎(浪江町)が見渡せる。
 他の約40ヘクタールは県が整備する。津波被害があった住宅跡や町道の損壊場所は震災伝承の場として、暮らしがあった痕跡を残す。被災した消防車や標識、ガードレールなどを展示するエリアも設ける。
 四つの目標年も設定。造成途中の「2021年」は来訪者に仮想現実(VR)の映像で被災前の様子を見てもらい、帰還困難区域に整備する特定復興再生拠点区域の避難指示が解除される「23年」までに施設を完成させる。
 震災から20年の「31年」は周辺の震災遺構などとの連携を強化。震災から50年の「61年」は防災林の成長で緑豊かな公園にする。
 有識者委委員長の横張真東大大学院工学系研究科教授は「大事なのは時間軸。公園を造って維持するのではなく、時間によって姿が変わり続ける公園にしてほしい」と話した。


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2019年03月21日木曜日


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