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初の卒園生4人羽ばたく 浪江にじいろこども園、全員が隣接小に進学

卒園証書を手にした松林花音ちゃん

 福島県浪江町の「浪江にじいろこども園」で20日、卒園式があり、年長組の4人が巣立った。東京電力福島第1原発事故に伴う町の避難指示が2017年春に一部で解除されたのを受け、町が昨年春に開園させたこども園で初の卒園生となった。
 卒園証書をもらった4人は、全員が隣接するなみえ創成小に進む。今野由佳園長は「元気で明るく、小学校でも仲良く過ごしてください」と声を掛けた。
 松林花音ちゃん(6)は「縄跳びや鉄棒ができるようになった。小学校に入ったら体操を頑張りたい」と笑顔を見せた。母親の詩織さん(30)は「真新しい環境に慣れるか不安もあったが、1年間元気よく通った」と目を細めた。
 詩織さんは夫の俊樹さん(33)が浪江町の消防士だったため「避難指示解除後に条件が整うならば」と避難先の郡山市から町の災害公営住宅に転居した。こども園は園舎内外の放射線量を測定。給食も放射性物質濃度検査を欠かさず、国より厳しい基準を設けており、詩織さんは「浪江でも安心して子育てができるとアピールしたい」と話した。
 園児は卒園生を除いて7人。4月には新たに2人が入園する予定だ。


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2019年03月21日木曜日


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