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クリアな音を全ての席へ 登米祝祭劇場が設備一新 最新鋭デジタル機器に

大ホールに設置された音響設備を操作する劇場職員

 登米市の音楽ホール登米祝祭劇場の音響設備改修工事が完了し4月に利用が始まる。東北の劇場で初めてとなる最新鋭の英国製デジタル機器を導入。より臨場感のある音をホールの隅々までクリアに表現できる。劇場を運営する登米文化振興財団はリニューアル記念として4月14日と20日、大ホールを音楽団体などに無料で貸し出し、音の良さを確かめてもらう。
 劇場は1994年に開館し音響設備の全面更新は初めて。大ホール(894席)には、国立劇場(東京)などへの納入実績がある英国の音響メーカー「ソリッド・ステート・ロジック社」製のデジタル音響設備を導入した。
 以前はアナログ式の音響設備だったため演奏中にノイズが入ることがあったほか、席の場所によって音量や音質に差があった。
 改修工事では音響の専門家がホール全体の反射音などを計測・計算して設計。以前は8台しかなかったスピーカーを天井や舞台下、ホール床などに計29台配置し、操作用機器やパワーアンプ、マイクなどを一新した。
 小ホール(約200人収容)も別の英国の会社のデジタル設備を導入した。総事業費は約2億1900万円。
 財団の舞台技師芳賀隆昌(たかあき)さん(41)は「設備は世界の有名アーティストが使う音楽スタジオや日本の放送局にも導入されている。マイクで拾った音を忠実に再現でき、どの席にも高音質な音を届けられる」と胸を張る。
 劇場では14日に「音楽CD持ち込み鑑賞会」(午前9時半〜10時半、5組限定)、20日には音楽バンドを対象にした演奏会「バンドdeエンジョイ」(午前10〜11時、4組限定)を開き、大ホールを無料開放する。対象は個人・団体で、市内外を問わない。
 申し込みは4月2日から先着順。所定の用紙に記入して申し込む。詳細は同劇場のホームページで。連絡先は0220(22)0111。


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2019年03月24日日曜日


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