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<新せんべい汁>八戸の郷土料理、カレー味でおいしく健康に 愛知の大学生が考案、試食会

新せんべい汁のレシピを考案し、参加者に勧める神田さん(右)

 地元の食材を使いカレー味に仕上げた新感覚のせんべい汁の試食会が、青森県八戸市の八戸グランドホテルで開かれた。名古屋学芸大(愛知県)管理栄養学部1年の神田未夢さん(19)が「大好きなせんべい汁を特別なものにしてほしい」と考案した。トッピングにも工夫を凝らし「食を通して健康になってもらいたい」との願いも詰まった料理になった。

 神田さんは、復興庁の実践型インターンシップ(就業体験)事業に参加。オリーブオイルなどの輸入販売や食の提案などを手掛ける「フェアリーチェ」(八戸市)で2月15日から約1カ月、「本物を伝える」をテーマに仕事に取り組んだ。
 南部せんべい以外の食材には岩手県洋野町で育てられた「純和鶏」という鶏肉や、青森県産のアピオス、トマト、キャベツなどを使用。カレー粉とトマトピューレ、みそで味付けした。
 今月14日にあった試食会には食材提供者ら約40人が参加。「好みや体調に合わせて味を完成させてほしい」とオリーブオイルや豆乳など4種類をトッピングとして用意し、レシピを基に同ホテルの岩脇隆之総料理長が料理を仕上げた。
 会場には新せんべい汁のほか、純和鶏の白レバーのペーストなどが並んだ。別の企業でインターンシップ事業に参加する宮城県南三陸町出身の東北芸術工科大1年三浦千裕さん(19)は「せんべい汁は和のイメージだったのでびっくり。トッピングを選ぶ楽しみもあった」と話した。
 岩脇総料理長は「昼のメニューに加えることも検討したい」と高評価。神田さんは「事業を通じ、人の信念やこだわりに触れたときに感動することに気付いた。自分のこだわりは食による健康だったので、この1品ができた」と語った。


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2019年03月25日月曜日


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