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車いす利用者肺がん・結核健診 東北の県庁所在市、仙台・秋田市除き受診可

胸部エックス線検査を座ったまま受けられる宮城県結核予防会の専用車いす=仙台市青葉区

 仙台市の車いすの障害者が市の肺がん・結核健診を受けられなかった問題で、東北の県庁所在市では仙台、秋田両市を除く4市が市の肺がん検診に、個別の医療機関や健診センターでの受診を併用し、車いす利用者が受診できる態勢を整えていることが分かった。
 青森、盛岡、山形、福島の4市は検診車による集団検診と、登録医療機関で受ける個別検診の選択制。盛岡市は「障害のある方も受診できる」と説明する。
 青森、山形両市の集団検診は各地域に来る検診車のほか、健診施設での受診も可能。委託先の青森県総合健診センター(青森市)は「座位や介添えで受診できる」と説明。山形市医師会健診センター(山形市)は、いすを改造し、座位のまま受けられる。年間10人程度が受診する。
 福島市は福島県保健衛生協会(福島市)が横になった姿勢で受診できる臥位検診車を1台所有する。肺がん検診での実績はないが、対応可能という。
 宮城県では35市町村のうち塩釜市、涌谷町などを除く29市町村が県結核予防会(仙台市)に委託。大半は仙台市と同じ集団検診のみで、医療機関での個別検診はメニューにない。
 予防会に委託しながら個別対応する自治体もある。宮城県大衡村は昨年、相談を受け、車いすに座ったまま受けられる専用車いすを予防会に持ち込んでもらった。村の担当者は「障害にかかわらず、皆に受診してほしかった」と語る。
 富谷市は1会場で2日間、車いす利用者が受診できるようにリフト付き検診車と、専用車いすを手配し、年4、5人が受診する。


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2019年03月25日月曜日


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