広域のニュース

<ボート>大石、代表候補内定 女子軽量級シングルスカル

女子軽量級シングルスカル決勝 終盤に追い上げて2位に入った大石

 ボートの2019年日本代表候補最終選考レースの最終日は24日、埼玉県の戸田漕艇場(2000メートル)で各種目の決勝があった。女子軽量級シングルスカルの大石綾美(アイリスオーヤマ)が2位となり、代表候補に内定した。
 男子軽量級シングルスカルの西村光生(アイリスオーヤマ)は4位、大元英照(同)は5位。女子シングルスカルの西原佳(東北大)は4位だった。代表候補は日本ボート協会理事会を経て27日に正式発表される。

◎終盤に追い上げ2位

 大石は大会直前まで体調不良が続いたが、決勝はしっかり2位に食い込んだ。リオデジャネイロ五輪を経験した27歳は「力を出し切れた」と誇らしげだった。
 「突然パワーが出ず、全く練習できなくなった」と言うのが大会2週間前。3日前になってやっと練習を再開できた。調整不足への不安や自分を責める気持ちを振り払い本番に臨んだ。
 代表候補に内定するのは上位3位まで。1500メートル通過時点で3番手につけ、そこから猛然とピッチを上げて順位を一つ上げた。ラスト500メートルは出場6人中、最速タイムを刻んだ。
 1位の冨田千愛(関西電力小浜)とはリオ五輪の軽量級ダブルスカルでコンビを組み、12位の成績を残した。同種目は日本が最も力を入れており、世界選手権(8月・オーストリア)は再び冨田と組むことが有力視される。
 「(冨田とであれば)コンビとしてやりやすい。お互いの良さを理解して、擦り合わせていきたい」
 世界選手権で7位以内に入れば東京五輪の出場枠を確保できる。「リオの時と違って不安より楽しみの方が大きい。わくわくしています」。一回り成長した姿を見せるつもりだ。169センチ、57キロ。(岩崎泰之)

<西村と大元は表情硬く>
 男子軽量級シングルスカルの西村は4位、大元は5位。2人とも世界選手権の代表候補に内定する上位3位を狙っていただけに、表情は硬かった。
 レーンによって風が異なる難しいレースだった。西村はラスト500メートルで4位の選手にかわされ、大元は序盤の出遅れを取り戻せなかった。1位(7分8秒31)と西村のタイム差は3秒57、大元は6秒38。大元は「条件は一緒。これが今の実力」と受け止めた。
 昨年の世界選手権代表だった西村は「自分のレースはできた。東京五輪に向けて、しっかり準備していく」と口元を引き締めた。

<東北大・西原(終盤粘って4位)>
「こぐ技術で上位との差を感じた。5月の全日本選手権を目標に課題を一つずつクリアして進歩していきたい」


2019年03月25日月曜日


先頭に戻る