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<東北大病院>てんかん患者ネットで診察 セカンドオピニオン外来 5月8日開始

 東北大病院てんかん科は5月8日、インターネットを介したセカンドオピニオン外来を始める。てんかん専門の医療機関は全国的に少なく、医師は都市部に偏在する。受診機会が容易に得られない患者の経済的負担などを軽減するのが目的で、国立大学病院では初の試み。
 診療予約の受け付け開始は4月1日。現在の主治医の紹介が必要となる。当面は中里信和科長ら医師2人による年間25枠の診察を予定している。患者はIT医療サービス「メドレー」(東京)のシステムを使用し、スマートフォンなどに専用アプリをダウンロードする。
 診察は最長1時間で、費用は1回4万3200円。処方箋を出すなどの医療行為はしないため保険は適用されない。診察は患者も含めてオンライン環境の整った場所で行い、画面上でやりとりする。結果は主治医に提供される。
 てんかん患者は国内で約100万人と推定されるが、専門医は約600人。専門治療を受けられない患者は多く、東北大病院てんかん科も受診まで平均3〜4カ月待ちとなっている。特に遠隔地の患者は経済的、時間的な負担が大きい。
 中里科長は「負担の軽減だけでなく、オンライン外来を通して患者の主治医や医療機関との連携も深められる。将来に向けた診療体制全体の見直しも期待できる」と話す。


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2019年03月26日火曜日


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