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中山平温泉駅前のSL劣化 住民が撤去要求 車体内部にアスベスト

中山平温泉駅前にあるSL。全体的にさび付き、腐食箇所も目立つ
アスベストが使われているとされるシリンダー部分も損傷している

 宮城県大崎市鳴子温泉のJR陸羽東線中山平温泉駅前にある蒸気機関車(SL)が長年、雨や雪にさらされ、激しく劣化している。内部にアスベスト(石綿)が使われており、住民側は撤去を求めている。管理責任がある市は近く、所有者のJR東日本と協議に入る方針。
 市鳴子総合支所などによると、SLは1944年製「C58形」。東北各地を走り、73年に廃車となった。旧国鉄は翌74年、旧鳴子町と無償貸与契約を結んだ。
 中山平温泉観光協会は年30万円で維持管理を委託され、数年に一度、ペンキを塗り直すなどしてきた。97年ごろから予算が付かなくなり、放置された。解体するにも多額の費用がかかるため、棚上げされてきた。
 現在は、内部にアスベストが使われているシリンダー部分も腐食が進む。同協会の加藤素行会長は「住民や観光客が訪れる場所。危険な状態なら、すぐに撤去してほしい」と要望する。
 市内には陸羽東線西古川駅近くの公園、岩出山地区の城山公園にもSLがあり、同様に老朽化が進んでいる。市は「JR側と打ち合わせ日程を調整している。安全性を確認し、保存や解体の方向性を決める」と話す。


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2019年03月26日火曜日


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