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遠野に西海岸の風 米から移住の夫妻、カフェ開業1年「シンプルなアメリカの味どうぞ」

笑顔で接客する千鶴子さんとマイケルさん

 米シアトルから遠野市に移住した夫妻のカフェが開店1周年を迎えた。本場仕込みの深いりコーヒーを目当てに市民や観光客が多く訪れ、店内で開く英会話教室も好評だ。「民話の里」に西海岸の風を吹き込み、新たな社交場になっている。

 JR遠野駅前の「マイケルズ・カフェ」は、米国人のマイケル・ドゥーガンさん(60)と横浜市出身の新田千鶴子さん(59)が2018年3月に開いた。コーヒーやエスプレッソ、カプチーノを400円前後で提供する。
 2人は17年秋、千鶴子さんの父親の出身地である遠野に移住した。自前の焙煎(ばいせん)機を持っているマイケルさんの腕を生かそうと、カフェの経営に挑戦した。
 コーヒーチェーン大手のスターバックス1号店で働いた経験もあるというマイケルさん。1杯ずつ丁寧に入れながら「おいしいコーヒーを味わい、店内で思い思いの時間を過ごしてほしい」と語る。
 調理担当の千鶴子さんは「シンプルなアメリカの味を出したい」と腕を振るう一方、漬物とクリームチーズを挟んだサンドイッチ、遠野牛バーガーなど地場産品に着目したメニュー開発にも力を入れる。
 週2回の英会話教室には市民約10人が通っている。訪日外国人観光客を想定して「遠野物語」の1編を英語で説明し、質問に答えるといった課題に取り組む。
 市内のコーヒー豆販売店やカフェと連携して豆の詰め合わせ商品を企画した千鶴子さんは「自分たちのペースを大事にしながら遠野を盛り上げたい」と笑顔を見せる。


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2019年03月26日火曜日


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