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<楽天19年戦力分析>投手編/薄い先発、福井が鍵 松井ら救援は重厚な布陣

平石監督から「今季のキーマン」と期待される福井=2月25日、沖縄

 東北楽天の2019年シーズンが29日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で開幕する。平石新監督の下、新戦力が加わったチームを投打に分けて分析する。

<先発1枠流動的>
 ここ数年、リーグ屈指の投手力を誇ったが、エース則本昂の前半戦離脱で、先発陣は厳しいやりくりを強いられる。
 開幕ローテーションは岸、美馬、藤平、辛島、今季広島からトレードで加入した福井の5人が固まった。
 昨季11勝を挙げ、自身初の最優秀防御率にも輝いた岸には、今季も安定した活躍が求められる。オープン戦は3試合計17回を投げ、防御率2.12。緩急をつけた巧みな投球術と精密機械のような制球力は健在だ。
 残る4人のうち、平石監督が「今季のキーマン」に指名するのが福井だ。オープン戦は2試合計9回2/3を投げ、防御率1.86。20日のソフトバンク戦は4回2/3で2失点したものの、強力打線相手に気後れせず内角を攻めて存在感を示した。福井も「新天地でもうひと花咲かせたい」と気合十分だ。
 3年目藤平はぎりぎりで先発ローテーションに滑り込んだ。春季キャンプではフォーム修正に苦しんでいたが、オープン戦に入ってフォームが固まり直球に威力が出てきた。3試合計13回を投げて防御率2.08とまずまずの内容を残す。四死球の多さと奪三振率(2.07)の改善が飛躍の鍵となる。
 先発ローテーションの残り1枠は流動的だ。新人左腕の弓削(SUBARU)、5年目安楽らが候補となるが決め手に欠く。
 弓削は最後に先発登板した21日のソフトバンク戦で一回に2被弾、4失点と崩れた。持ち前のテンポ良く打たせて取る投球ができず先発入りを確定させられなかった。安楽も22日の中日戦で3回1失点にまとめたが、決め球が浮いてしまうなどの課題が出た。

<「中継ぎ売りに」>
 一方、救援陣の戦力は充実している。オープン戦で高梨や青山、宋家豪、福山が結果を出している。ハーマン、守護神に返り咲いた松井と「勝利の方程式」が成立しそうだ。松井は腰の張りで春季キャンプを一時離脱したが、復帰後は安定感が増している。「チームに迷惑を掛けた分、頑張りたい」と闘志を燃やす。
 他にも決め球のフォークボールに磨きがかかった3年目森原、昨季育成から支配下登録を勝ち取った石橋、新加入のブセニッツもいて重厚な布陣だ。
 平石監督は「今季は中継ぎを売りにしたい。負担が増えると思うので、1軍の投手枠を増やす対応をする。2軍にいるメンバーも含めて全ての投手が力を発揮できる環境をつくらないといけない」と語った。


2019年03月27日水曜日


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