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<センバツ>八戸学院光星、零封負け 強力打線振るわず

広陵―八戸学院光星 8回表八戸学院光星2死二、三塁、一打同点の好機で遊飛に倒れる武岡(藤井かをり撮影)

 第4日は26日、1回戦3試合が行われ、八戸学院光星(青森)は広陵(広島)に0−2で敗れた。広陵のほか、東邦(愛知)筑陽学園(福岡)が2回戦に勝ち上がった。
 八戸学院光星は後藤が粘りの投球を見せたものの、打線は広陵の河野に散発3安打8三振で完封された。初戦突破は春夏合わせて10大会連続で途切れた。
 東邦は21世紀枠で初出場の富岡西(徳島)に3−1で競り勝った。1−1の七回に松井が勝ち越し打を放ち、石川は毎回の11奪三振で完投した。
 初出場の筑陽学園は福知山成美(京都)を3−2で下した。2−2の七回に野田の適時二塁打で勝ち越した。西が2失点で投げ抜いた。

 【評】八戸学院光星は打線が振るわず3安打零封負け。五回に2点を先取されて追う展開となったが、広陵・河野の力強い速球と多彩な変化球を織り交ぜた投球に的を絞れず反撃できなかった。八回は敵失に乗じて2死二、三塁の同点機をつくったものの、主軸武岡が凡退した。
 広陵は逸機を続けながらも、しぶとく逃げ切った。

 ▽1回戦(第2試合)
八戸学院光星(青森)000000000=0
広陵(広島)    00002000×=2

◎仲井監督「全部の球種が想像以上」

 八戸学院光星の強力打線が広陵の右腕河野に屈した。七回までわずか2安打。外野への飛球すらわずかしかなく「真っすぐだけじゃなく全部の球種が想像以上」(仲井監督)。150キロを計測した直球に加え、大小2種類の曲がりのスライダーに、落差のあるフォークボール。全く手が出なかった。
 唯一のチャンスは2点を追う八回だった。四球と2失策で2死二、三塁とし、打席にはチーム一番の好打者武岡。これ以上ない同点機をもらったが、河野の方が上手だった。
 1、2球目は外角高めの直球。見逃せばボールだっただろうが、伸びの良さにつられたバットが空を切る。1球外されて最後は胸元への141キロ。「想像以上のボールで対応できなかった」(武岡)。力ない飛球は遊撃手のグラブに収まった。
 光星学院と名乗っていた頃、選抜大会前は沖縄キャンプが常だった。しかし、東日本大震災後は地元で3月11日を迎えようと八戸での調整に切り替えている。今年も土のグラウンドで練習を再開できたのは12日。関西入りしてからも打撃は上向いていなかった。
 「状態を上げられず、不完全燃焼感はある」と仲井監督は悔やんだものの、守備は3併殺を奪うなど好プレーが続いて広陵伝統の機動力を封じた。武岡は「夏までにしっかりバットを振り込みたい」。視線は既に夏に向いていた。(今愛理香)

<後藤、バント処理のミス悔やむ>
 八戸学院光星の主戦後藤は失点につながったバント処理のミスを悔やんだ。五回無死二塁で河野のバントが正面に。三塁封殺できるタイミングだったが、お手玉して送球できず進塁を許した。続く藤井に左前に運ばれて先制点を献上。2死後に内野安打で2点目を奪われた。
 守備には自信があるが、「抑えたいという気持ちが前に出て、体がついてこなかった」と肩を落とす。それでも優勝候補相手に5安打2失点で完投したのは大きな収穫だ。「球速と制球力を上げる」と夏を見据えた。
守備はらしさ発揮


2019年03月27日水曜日


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