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岩木山と八甲田山の噴火対応 青森県・最大4.4万人避難対象

 青森県は26日、岩木山・八甲田山火山防災協議会を開き、両火山合わせて最大約4万4000人を対象とする避難計画を了承した。八甲田山への噴火警戒レベルの導入も決定し、気象庁が7月に運用を開始する見込みとなった。
 岩木山(弘前市、鯵ケ沢町)では、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)や3(入山規制)で弘前市の1地区198人を避難対象とした。融雪型火山泥流の発生が想定される積雪期のレベル4(避難準備)と5(避難)では、同市と鯵ケ沢町の火口から約9キロの範囲と河川流域に影響が及び、避難対象は計46地区9665人となった。
 八甲田山は過去の噴火活動から、大岳と地獄沼(ともに青森市)を火口に想定。被害が最も大きくなる融雪型火山泥流の発生では、青森市で市街地に近い住宅密集地を含む56地区3万3313人、十和田市の17地区1622人を避難対象とした。
 八甲田山の想定火口近くには、温泉やホテルなどの施設が多い。居住地区ではないため避難対象となっていないが、迅速な対応が必要なことから、噴火警戒レベル2や3の発表時に避難勧告を発令する特定地域とした。計画に基づき利用客らの安全確保や誘導を行う避難促進施設の指定に向け施設側と協議も進める。
 両火山の避難計画が策定されたことで、対象市町は今後、迅速な避難に向け、火山防災マップを作成。住民に避難場所や避難経路の周知を図り、各種訓練を実施する。


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2019年03月27日水曜日


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