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<楽天19年戦力分析>野手編/3番浅村に期待大 オコエと新人辰己成長

打線の柱として期待される浅村

 東北楽天の2019年シーズンが29日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で開幕する。平石新監督の下、新戦力が加わったチームを投打に分けて分析する。

<4番 島内抜てき>
 パ・リーグ最下位に沈んだ昨季はチーム打率、得点いずれも12球団ワーストと打撃不振が顕著だった。得点力を上げるための切り札として西武からフリーエージェント(FA)で加入した浅村に期待がかかる。
 浅村は昨季、リーグ打点王に輝き、西武のリーグ優勝に大きく貢献した。オープン戦は打率1割8分4厘、1本塁打だった。長打率3割4分2厘と力強いスイングは健在だ。
 一回から主導権を握るために浅村を3番に据える方針だ。その後ろに座る4番には島内が抜てきされた。オープン戦の打率3割5分9厘は両リーグ通じて4位。出塁率が高く勝負強い打撃が持ち味で、小谷野打撃コーチの現役時代のような「つなぎもできる4番」の役割を担える。
 新加入のブラッシュも仕上がりは順調だ。2月23日の巨人とのオープン戦で、エース菅野から中越えのソロを放ち長打力を示した。3月中旬から一時打撃の調子を落としたが、23、24日の中日戦で計7打数5安打と状態は上がってきている。当面はパワーあふれる助っ人を下位打線に置く見込みで、実力を発揮すれば上位から切れ目なく脅威を与えられる打線となる。

<大きい茂木復帰>
 昨季後半にけがで戦列を離れていた茂木の復帰は大きい。3月上旬から1軍に合流し攻守に軽快な動きを見せている。昨季新人王の田中ら足が使える打者の出塁が増えれば、攻撃力は上がる。
 春季キャンプ、オープン戦と続いた約2カ月間で最も成長したのが、4年目のオコエと新人辰己(立命大)。オコエはオープン戦14試合に出場。打率は2割3分4厘だったが、2本塁打、10打点と長打力と勝負強さを見せた。辰己は14試合で打率3割3厘とシュアな打撃を披露した。平石監督は「本当にいいものを出してくれている。楽しみ」と2人を評価した。走攻守の三拍子そろった2人のどちらかが右翼のレギュラーを奪うことになりそうだ。
 正捕手にはオープン戦の打率3割5分3厘と好調だった嶋が座る。守備力に定評があり、キャンプで打撃力に磨きをかけた足立が控える。
 気掛かりなのは盗塁数。オープン戦はリーグ最少の八つだった。俊足の田中が右足首捻挫で一時離脱していた影響もあるが、得点力向上には各選手が状況に応じて積極的に先の塁を狙う姿勢が欠かせない。(伊藤卓哉)


2019年03月28日木曜日


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