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<仙台市>園児1万5000人分の非常食備蓄へ 私立幼稚園に購入費助成

 仙台市は新年度、私立幼稚園が災害に備えて非常食を購入する際に費用を助成する事業を始める。地震や大雨被害などで園児が園内にとどまる場合を想定し、備蓄を促す。政令市では、相模原市が過去に2年間だけ同様の助成事業を実施したが、恒久的な制度を設けるのは仙台市が初めて。
 レトルト食品やアルファ米、備蓄用飲料水の購入が対象で、助成は1人当たり700円が上限。市内には私立幼稚園が約80あり、計1万5000人が通う。全園児分を想定し、予算は約1000万円を確保した。
 5月にある運営費補助などの説明会で申請手続きを各園に示し、7月ごろまでに申請してもらう。支給は夏休み明けの見込み。購入後、領収書を提出する。
 市は2012年度、東日本大震災を受けて保育施設向けに非常食購入費の助成制度を創設したが、幼稚園は災害時、保護者が迎えに行くのが原則で対象外だった。昨年の西日本豪雨などで、迎えに行けない保護者や園児の引き渡しが危険な事例があったことから、対象を広げることにした。
 市幼稚園・保育部の担当者は「保育施設と同様の制度とし、私立幼稚園の安全と安心の向上につなげたい」と話した。


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2019年03月29日金曜日


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