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<次世代放射光施設>敷地造成に着手 施設は19年度下期着工

着工式でくわ入れをする施工業者=28日、仙台市青葉区の東北大青葉山新キャンパス

 産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)は28日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスに建設する次世代型放射光施設の敷地造成に着手した。施設は2019年度下期に着工し、23年度の稼働を目指す。
 造成面積は5万4600平方メートル。円形加速器(1周346メートル)と放射光を取り込む実験装置を収容する基本建屋のほか、大学や企業が集う研究準備交流棟を建設する。造成費は12億3000万円で、宮城県がセンターに支援する総額30億円の中から充てる。
 センターの相沢敏也専務理事は着工式で「円滑に整備し、この地からものづくりのイノベーションを広げたい」と述べた。
 施設の総事業費は約360億円で、国は加速器整備などで約190億円を拠出する。センターや県は、造成と建屋などの建設に最大170億円を負担する。
 次世代型放射光施設は、軟エックス線と呼ばれるビームで物質の機能を分析し、素材の開発や創薬など幅広い分野への産業応用が期待される。センターによると、企業から1口5000万円で募る施設利用権付き出資は66社が応じ、約45社が検討している。


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2019年03月29日金曜日


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