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<小動物と暮らす>フクロウ編(2)週に1度は体重測定

夜行性のフクロウは、昼間はあまり動かず、じっとしていることが多い

 フクロウは肉食です。排せつ物の状態を見ると、与えた食事の消化のしやすさが、ある程度分かるはずです。よい便の状態を保てる餌選びが病気の予防には最も大切です。
 食事の後、しばらくすると口からペリットと呼ばれる塊を吐き出します。消化されなかった骨や羽などが入っています。
 フクロウは食べ物以外の異物をのみ込んでしまうことがあります。ペリットに異物が混入しているようであれば、異物が何かを解明し、いたずらに口にしている物を排除しなければ、腸閉塞(へいそく)などの原因となり、危険です。
 いつも同じ餌を与えているのに、ペリットの状態に変化があれば、それは消化器系のトラブルの予兆かもしれません。ペリットの状態も、日頃からよく観察するようにしましょう。
 爪の伸び過ぎによるけがにも注意が必要です。部屋の中には、タオル、カーペット、人の衣類、カーテンなど、爪の引っ掛かる物が意外に多く存在します。爪が外れなくなって脚を脱臼したり、骨折したりする可能性もあります。定期的に爪を切ってけがの予防に努めましょう。
 爪切りを嫌がる個体も少なくありません。自分で切る自信がなければ、ペットショップや動物病院など、爪を切ってくれる場所をあらかじめ探しておきましょう。
 定期的な体重測定は、羽毛で覆われた鳥類ではとても重要です。なぜなら、見た目では痩せたことに気付きづらいからです。
 鳥類は、体重が健康時に比べて40%以上減少してから異常に気付いても、ほとんど助からないといわれています。そうならないため、少なくとも週に1度は体重測定を行いましょう。
 食欲があっても軟便や下痢が続き、体重減少につながるときがあります。消化器系の異常や体に合わない食事などで起こります。
 食欲があり、普通便をしていても痩せていく場合はホルモンバランスの異常かもしれません。いずれにせよ、体重が減少するようなら早めに動物病院を受診しましょう。(獣医師)


2019年03月29日金曜日


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