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<福島第1>内部調査の新装置「ボート型」 堆積物を計測、採取

1号機格納容器内の調査装置。担当者が手にしているのがガイドリング

 東京電力福島第1原発の廃炉事業に参画する日立GEニュークリア・エナジーは28日、茨城県日立市の同社工場で、1号機原子炉格納容器内にある堆積物の調査に用いるボート型装置を報道陣に公開した。装置は6種類あり、堆積物の厚さを計測したり少量採取したりする。

 公開されたのは6種類のうち調査の第1段階で用いるタイプ。直径25センチ、長さ110センチの円筒形で、格納容器の内側に金属の輪「ガイドリング」を取り付ける。装置がリングをくぐりながら水中を移動することで、操作用のケーブルが障害物に引っ掛かるのを防ぐ。
 日立GEニュークリア・エナジーと国際廃炉研究開発機構(IRID、東京)が開発した。日立の担当者は「カメラは6カ所、LED照明は9カ所に付いており、周囲全体を明るく照らして内部の様子を確認できる」と説明する。
 調査は新年度上期に行われる。格納容器内部のうち、原子炉圧力容器を支える台座(ペデスタル)の外側を主に調べる。1号機の溶融核燃料(デブリ)は圧力容器の底を突き抜け、大半が台座内側に落ちたが、一部は外側にも広がったとみられている。


2019年03月29日金曜日


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