福島のニュース

<駆除イノシシ焼却>南相馬に専用施設完成 来月に稼動

完成した有害鳥獣焼却施設の焼却炉

 福島県南相馬市が市原町区小沢に整備した有害鳥獣焼却施設が完成し、現地で28日、記念式典があった。東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難などの後、人の生活圏に侵入して住居や農作物を荒らす有害鳥獣を捕獲し、イノシシを中心に年間約1500頭を焼却処分する。4月に稼働させる。
 東日本大震災の津波被災地約1700平方メートルに延べ床面積440平方メートルの鉄骨一部2階の施設を新設。焼却炉2基を備え、1日2回の運転で最大500キロを焼却する。総事業費は約3億7300万円。国の福島再生加速化交付金などを充てた。焼却灰は放射性物質濃度が国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下は民間で処分し、上回れば指定廃棄物となる。
 市では原発事故後、出荷規制が続く捕獲したイノシシ5000頭以上を仮埋設処分してきた。福島で有害鳥獣専用炉が整備されるのは相馬市内に続き2例目。
 式典で門馬和夫南相馬市長は「営農再開などで市民の大きな不安材料となってきた有害鳥獣だが、施設完成で解消できる」と話した。


関連ページ: 福島 社会

2019年03月29日金曜日


先頭に戻る