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<仙台市>「自転車」「客引き」「いじめ防止」市民生活に関わる3条例4月施行

 仙台市で4月1日、市民生活に関わる三つの条例が完全施行される。自転車利用者には損害保険の加入が義務化され、市中心部の特定区域では客引き行為が全面禁止となる。いじめ防止は学校や教職員などと共に、保護者や地域住民にも責務が発生する。

<自転車保険> 
 「自転車の安全利用に関する条例」は1月に一部が施行され、ヘルメットの着用、歩道での押し歩きなどが努力義務となった。
 4月からは保険加入も義務付けられる。児童生徒ら未成年者が自転車に乗る場合、保護者が保険に入らなければならない。事業者が業務で従業員に自転車を利用させる場合も同じだ。
 損害保険会社が販売する自転車保険のほか、自動車保険や火災保険などに個人賠償責任特約として追加する方法もあるという。
 全国には自転車の事故で高額な損害賠償を請求された例もあり、市自転車交通安全課の担当者は「罰則はないが、必ず保険に入ってほしい」と呼び掛ける。

<客引き行為禁止>
 「客引き行為等の禁止に関する条例」も4月に完全施行となる。通行人に接近して客になるよう誘う「客引き」、役務に従事するようスカウトする「勧誘」などの行為が地図の区域内で全面的に禁止される。
 警察官OBが巡回し、違反行為を取り締まる。客引きや勧誘のために相手を待つ行為、従業員への客引き指示や業者への委託、客引きで連れて来た客を店舗に入れる行為も禁止となる。
 違反行為をやめるよう勧告・命令しても従わなかったり、報告や立ち入り調査を拒否したりすると、5万円以下の過料を科して氏名や法人名などを公表する。

<いじめ防止>
 4月施行の「いじめ防止等に関する条例」は、地域での交流が「児童生徒の自己有用感や自己肯定感を高め、いじめ防止に資する」として学校、教職員、市、市教委のほかに保護者や住民の役割も明記する。
 保護者には「児童生徒を地域の活動や行事に参加させるよう努める」、住民には「地域の活動や行事を通じ、児童生徒との交流に努める」ことを求める。
 郡和子市長は「社会全体で子どもをいじめから守っていく必要がある。この条例の理念を市民に広く浸透させたい」と強調する。


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2019年03月30日土曜日


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