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名取・閖上小塚原線が一部開通 避難道路、高速に直結

テープカットをして市道開通を祝う関係者ら

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた名取市閖上地区で、市が災害時の避難道路として整備を進めてきた市道閖上小塚原線の一部区間が完成し、現地で29日に開通式があった。仙台東部道路名取インターチェンジ(IC)まで信号機なしでつながり、素早くスムーズな避難行動に役立つ。
 式典には地元関係者ら約60人が出席。山田司郎市長が「災害時には東日本高速道路と連携し、車を仙台東部道路に避難誘導する」と説明した上で「道路開通を名取の新たな魅力創造の礎とし、閖上復興に努める」と力を込めた。
 市道閖上小塚原線は広浦橋から名取ICに面した県道閖上港線までの全長2.3キロ。今回は広浦橋から市道日和山線までの0.3キロを除く2.0キロが開通した。
 市道は幅10.75メートルの2車線で、うち歩道は片側2.5メートル。県道塩釜亘理線と立体交差し、今後、跨道橋(こ どう きょう)の2カ所に避難階段を設置する。市道は県道より6メートル高く、津波発生時の緊急避難場所としても想定される。
 交通量は2030年度で1日当たり7600台と見込む。市は企業立地が進む閖上東地区と仙台東部道路を結ぶ物流支援道路や、ゆりあげ港朝市などへのアクセス道路とも位置付け、地域活性化への重要なインフラとして期待する。
 市道は2019年度中に全面開通する見通し。総事業費は38億円。


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2019年03月30日土曜日


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