宮城のニュース

藩制時代の仙台、城下町や大手門など一望 VR本格公開 計6カ所全方向で再現、拡大も

伊達武将隊の説明を聞きながらタブレットで往時の街並みを眺める観光客

 仙台市は29日、藩制時代の仙台の町並みを再現した仮想現実(VR)の公開を本格的に始めた。昨年11月に試行的に実施した仙台城跡(青葉区)から望む当時の城下町のほか、仙台城大手門や広瀬川に架かる大橋周辺など5カ所を新たに加えた。VRを体験した観光客は往時に思いをはせた。

 スマートフォンやタブレット端末で各地点に設置された看板のQRコードを読み込むと、その周辺のVRが見られる。画面を動かすと上下左右の全方向にCGで再現した風景が映し出される。拡大もできる。
 初日は仙台城跡の伊達政宗騎馬像前で、市の観光PR集団「伊達武将隊」のメンバーが「スマホで江戸時代の町並みが見えますよ」と呼び掛けた。観光客は城下の武家屋敷や町家を見下ろし、往事の景色を興味深そうに眺めた。
 宮城野区の岩切小4年佐藤勇太君(10)は「ビルはないけど、昔もたくさんの家が並んでいたんだと思った」と驚いた。
 VRは1868年の絵図「明治元年現状仙台城市之図」や市博物館所蔵の「仙台城推定復元模型」を基に制作した。ほかに「芭蕉の辻」「陸奥国分寺」「JR仙台駅から見た仙台城」でも公開している。
 市観光課は「各地点のVRを楽しみながら、仙台の歴史や文化に触れてほしい」と期待する。


関連ページ: 宮城 社会

2019年03月30日土曜日


先頭に戻る