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福島・富岡町と郡山結ぶ往復職員通勤バス運行終了 利用低調、コスト見合わず

利用者が低迷し、運行を終了した富岡町職員向けの通勤バス

 福島県富岡町は29日、郡山市と町役場を結ぶ町職員向けの長距離通勤バスの運行を終了した。東京電力福島第1原発事故で一時全町避難を強いられた町が、自宅の再建など生活拠点を避難先の郡山周辺に移した職員向けに2年間運行。利用が低調で、コストに見合わないと判断した。
 同町の避難指示は一部区域を除いて2017年4月に解除され、同年3月に本庁舎の業務を再開した。仮役場を置いた郡山からは車で片道2時間(一般道で約90キロ)かかる。通勤負担を軽減するため、町は17年度に約3500万円でバス会社に運行を委託した。
 当初は大型2台で行き1便、帰り2便を走らせた。利用が低調だったため、18年度は小型1台に縮小して費用を約1500万円に削減。行きは午前6時に郡山を出発し、帰りは午後5時45分に富岡を出る計2便に見直したが、利用は1日3〜5人にとどまった。
 運行終了について、町総務課の担当者は「帰宅のバス時間が決まっていると残業などに対応できず、不便な部分があった」と説明する。町によると、本庁舎で勤務する職員約130人のうち、6割ほどが郡山やいわき市など町外からマイカーで通勤している。


2019年03月30日土曜日


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