宮城のニュース

<ベガルタ>深刻な決定力不足、序盤の好機逸す

仙台―C大阪 前半40分、ゴール前から仙台・吉尾(右)がシュートを放つも、相手DFに阻まれる(小林一成撮影)

 肩を落とす仙台の選手たちに、冷たい雪とサポーターのブーイングが降り注いだ。いずれも複数失点による泥沼の4連敗では、渡辺監督も「結果が全て」と認めるしかなかった。特に決定力不足は深刻だ。
 策は打った。先発5人を入れ替え、20歳の吉尾、24歳の道渕ら若手を積極起用。吉尾は4戦ぶりに先発したハモンロペスと前線でボールを奪って好機をつくるが、決め切れない。前半15分のハモンロペスのシュートは相手GKが好セーブ。後半9分は吉尾が敵陣深くでの決定機を逃した。
 吉尾は「自分たちの時間をつくれたが、最後の質がまだまだ足りない」とがっくり。両チーム最多のシュート4本が空砲に終わったハモンロペスも「非常に悲しい気持ち」と悔やむ。再三の好機を逃した上に、リードを奪って守りを固めた相手を崩すのは容易ではなかった。
 連敗脱出への準備が実らなかった。前節の湘南戦で敗れてから約2週間の中断期間で、選手を盛んに入れ替えた紅白戦を重ねた。「勝つためにこのメンバーでいけると判断した」と渡辺監督。攻撃の組み立ては一定の成果が出たが、最後の精度は改善できていない。
 試合後も降り続いた雪は、白星という春が訪れない仙台の現状を象徴するかのよう。「(ゴールを)決め切って早くサポーターに勝利を届けたい」と吉尾。若い選手の意気込みが頼みの綱だ。(原口靖志)


2019年03月31日日曜日


先頭に戻る