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閖上の子育て支援拠点に 津波で流失 保育所移転、きょう再開

移転新築した閖上保育所の内覧会

 東日本大震災の津波被害を受けて休止していた宮城県名取市閖上保育所が閖上佛文寺地区に移転新築し、1日に再開する。現地で31日に開所式と内覧会があり、地元関係者ら約70人が8年ぶりの再開を祝った。
 閖上保育所は震災前の場所から内陸側に約700メートル移転し、閖上小中近くに木造平屋で整備された。敷地面積は2000平方メートル、延べ床面積は約570平方メートル。定員は0〜5歳児計66人。当初は45人でスタートする。公設民営で総工費は約2億7000万円。
 開所式で、山田司郎市長は「日常生活が戻りつつある閖上の子育て支援拠点となる」とあいさつ。運営する学校法人わかば学園(名取市)の佐々木一十郎(いそお)理事長は「閖上が良い街として機能するよう努力したい」と語った。
 閖上保育所は震災の津波で流失したが、保育所にいた園児54人と職員は全員避難し、無事だった。当時所長だった佐竹悦子さん(67)は「子どもの声が聞こえてくることは復興の大きな力になる」と喜んだ。
 職員数は保育士13人を含む16人。佐藤雅子施設長は「多くの人の願いや希望を背負ってスタートする。思いを引き継ぎ、子どもたちがたくさんの夢を描ける保育所にしたい」と抱負を述べた。


2019年04月01日月曜日


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