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<新元号「令和」>列島歓迎ムード 仙台市内の反応「穏やかな時代願う」

新元号の発表に見入る市民=1日午前11時41分、仙台市宮城野区のケーズデンキ東仙台店

 平成に続く新たな時代は「令和」と決まった。代替わりまで1カ月となった1日。日本中が固唾(かたず)をのむ中、記者会見に臨んだ菅義偉官房長官が、力強くしたためられた二つの文字を掲げた。「美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」との希望が込められた新元号。皇太子さまの新天皇即位を前に、列島は早くも歓迎ムードに包まれた。

 「平成」に代わる新元号が「令和」と発表された1日、仙台市内で市民の反応を聞いた。
 青葉区の尚絅学院高2年松山浩久さん(16)は「東日本大震災など災害が多かったので、『安心』『安全』の『安』が入ると思っていた」と驚く。平成14(2002)年生まれ。「新元号は新しい時代を感じる。ボランティア活動などに挑戦したい」と語った。
 「なんかぴんとこないのが正直な感想。年寄りは発音しづらいかも…」。同区の調理師千葉実さん(70)はこう戸惑いつつ、「7月に誕生予定の孫は令和元年生まれになる。いい時代になってほしい」と話した。
 「令」と「和」の字に対する受け止め方もさまざまだ。
 震災で石巻市の自宅が被災し、若林区の災害公営住宅で暮らす無職中馬光子さん(72)は「『令』の字が難しい印象はあるが、響きは良い。心を寄せ合うという意味の通り、人々が助け合い穏やかに過ごせる時代になればうれしい」と期待を寄せた。
 青葉区の会社役員松田貴さん(36)は「『和』の響きに女性的な柔らかさを感じる。新元号を聞いた瞬間、時代の変わり目を感じた。他の人と新元号について語り合いたい」と話した。
 泉区の東北生活文化大高3年宮沢琴未さん(17)は「今までは平成生まれといえば若者のイメージだったが、これからは『昔の人』になる。少し大人になった気分」と背筋をピンと張ってみせた。
 「平成」は、人工知能(AI)や仮想通貨など技術が発達し、世の中がだんだん冷たくなっている気がしていたという宮沢さん。「令和は技術に頼りすぎない温かい時代になってほしい。自分は時代に染まらず、自分らしく生きたい」と笑顔を見せた。


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2019年04月01日月曜日


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