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<宮城・市町村予算>塩釜市/定住や活力再生に力

 宮城県内市町村の2019年度当初予算が出そろった。東日本大震災から8年がたち、復興事業の総仕上げに傾注する自治体もあれば、ポスト復興を見据えた施策に挑む自治体もある。人口減少時代を迎え、地域経済の活性化や子育て支援、人手不足対策にも知恵を絞る。仙台市を皮切りに、各市町村の予算を点検する。

 一般会計は前年度当初比2.8%増の257億5000万円。復興が進み東日本大震災関連事業分が10.9%減ったが、市債の借り換えや中学校長寿命化改良などで増えた。特別会計と合わせると3.6%増の458億8970万円。市長選、市議選(9月10日任期満了)を控え骨格予算とした。
 「定住」「交流」「連携」の重点戦略に基づき施策を進める。定住を促す人口減少対策として新たに妊婦歯科健診の個別化、認知症高齢者グループホーム開設の助成、東京圏からのUIJターン促進を加えた。
 交流と連携でまちの活力再生を図る。新魚市場展望デッキに案内板を設け、市民活動団体の支援制度を創設。水産品の販路拡大や観光振興を続け、江戸期の書院「勝画楼(しょうがろう)」の建物周辺発掘調査費も確保した。
 震災関連予算は初めて全体の2割を切り19%。総仕上げの最大の課題、浦戸地区の復興に注力する。桂島地区の集団移転跡地に交流広場などを設ける災害危険区域の一部整備に4900万円、同じく寒風沢地区に2900万円を充てた。
 歳入は市税が1.0%増の58億2142万円、地方交付税が0.4%減の64億5613万円。繰入金は2.9%減の35億6383万円。


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2019年04月03日水曜日


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