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<塩釜漁港>3・11の影響か 傾いた東防波堤、120m倒壊、60m水没

倒壊し、一部が水没した東防波堤(宮城県提供)

 宮城県塩釜市の塩釜漁港にある東防波堤(全長1439メートル)の一部が外洋側に傾いた問題で、宮城県は3日、傾斜箇所120メートルが倒壊、うち60メートルが海中に沈んだと発表した。県は付近を航行する漁船などに注意を呼び掛けるとともに、作業船が手配でき次第、撤去作業を始める方針。
 倒壊したのは防波堤の北東から南西に延びる約800メートルの区間の一部。3日朝、近くで作業中だった建設業者が県側に連絡した。
 県は1月下旬、水中ロボットカメラによる海中調査を実施した。水没した部分は東日本大震災の津波の影響などで海底が削られ、周りより3〜4メートル深くなっていた。
 防波堤はコンクリート製の堤体を鉄製のくいが海中で支えている構造。海底が削られ、本来は埋まっている部分が海中で露出したことで、くいに負荷がかかったことが原因とみられる。当初は今月下旬に撤去を開始する予定だった。
 県は800メートル区間の周囲50メートルの海域を警戒範囲に設定しており、海上に設置していたブイを増やして注意を呼び掛ける。東防波堤は1970〜93年度に県が整備した。付近にはワカメの養殖海域がある。


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2019年04月04日木曜日


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