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<IWC脱退>最後の調査捕鯨、石巻・鮎川を出港 商業捕鯨7月再開

鮎川港を出港する捕鯨船=4日午前

 太平洋沿岸域のミンククジラの生息状況を調査する小型捕鯨船4隻が4日、宮城県石巻市の鮎川港を出港した。7月に商業捕鯨が31年ぶりに再開されるため、調査捕鯨は今回が最後となる。
 石巻市や和歌山県太地町などの小型捕鯨船が参加し、5月下旬まで計80頭を上限に鮎川沖と八戸沖で捕獲する。調査海域は海岸から約100キロ。生息数や体長、体重、年齢、胃の内容物などを調べ、捕獲枠算出の精度向上に必要な情報を集める。
 調査は日本鯨類研究所(東京)が主管し、地域捕鯨推進協会(福岡市)が実施。4月下旬まで鮎川沖で、5月は八戸沖で操業する予定。6月にオホーツク海沿岸域へ移り、さらに47頭を上限に捕獲する。
 調査団長の磯田辰也・同研究所主任研究員は「鯨類資源を持続的に利用するため調査を続けてきた。商業捕鯨再開後も研究は引き継がれていく。今回の調査でも質の高いデータや標本を採集したい」と話した。
 日本政府は昨年12月、国際捕鯨委員会(IWC)からの脱退を通告した。7月1日に商業捕鯨を再開し、領海と排他的経済水域でミンククジラ、イワシクジラなどを捕獲する。南極海や北西太平洋での調査捕鯨は取りやめ、今後は商業捕鯨と並行して調査する。


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2019年04月05日金曜日


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