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「緑豊かに」再生誓う 石巻「上釜誓いと伝承の公園」で桜とツツジ植樹 

河津桜の苗木を植樹する地元町内会の住民ら=宮城県石巻市

 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた宮城県石巻市上釜地区の「上釜誓いと伝承の公園」で、地域住民らが桜とツツジ計61本を植樹した。震災犠牲者の法要も執り行われ、緑があるまちの再生と震災の風化防止を誓った。
 上釜町内会が主催し、被災地で桜の植樹活動に取り組むNPO法人「さくら並木ネットワーク」(東京)が支援。住民ら約100人がスコップを使って丁寧に植えていった。植樹した桜は19本で、早咲きで知られる河津桜を選んだ。町内会の鈴木喜美男会長(76)は「5年後、10年後に『石巻の春は上釜から』と言われるような地域にしたい。災害に強く支え合うまちづくりを進め、震災でばらばらになったコミュニティーをよみがえらせたい」と願った。
 公園には長野県佐久市の「見守り観音さま縁(えにし)の会」のメンバーが訪れ、町内会が建立した慰霊碑の前で、僧侶の読経とともに祈りをささげた。
 震災時、上釜地区は高さ4.8メートルの津波に襲われ、住民201人が犠牲になった。震災前にあった約1000の世帯数は一時半減したが、現在は約700まで回復した。


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2019年04月05日金曜日


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