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<ベガルタ>サイド攻撃の修正急務 クロス数リーグワースト2位

鳥栖戦に向け練習に打ち込む蜂須賀。サイドからクロスを上げる役割が期待される

 J1仙台はサイド攻撃の組み立てに苦しんでいる。1試合平均のクロス数はリーグワースト2位。昨季は左右のウイングバック(WB)が積極的にボールを放り込んで多くの得点機を演出しただけに、立て直しが急がれる。

 仙台のリーグ戦5試合のクロス数は平均11.2本。昨季は18.2本でリーグで3番目に多かったのと比べると著しく減少している。
 渡辺監督が構築した「3−4−3」や「3−5−2」の布陣は、中盤で数的優位をつくりながら攻め上がった両WBまでパスをつなぎ、クロスを送るのが基本戦術だが、今季はDFからFWへのロングパスが目立つ上、中盤でパスを回す際にボールを奪われる場面も散見される。WBがフリーでボールを受けられるほどに相手の守備陣形を崩した攻撃は決して多くない。
 右WBを担うDF蜂須賀は「『ボールをくれ』と呼んではいるが、『中央に』という攻撃の流れになっている」と指摘。「もっとサイドにボールを呼び込んでWBが躍動できればチームも良い方向に行く」と力を込める。
 サイド攻撃の活性化に向けた兆しもあった。
 3月30日のC大阪戦の後半、3トップのFWハモンロペスがMF吉尾とポジションを入れ替わり左に移った。渡辺監督は「相手ボランチの特徴を考慮した」と意図を説明。ハモンロペスはシュートも放ちながら、左WBのMF石原崇と連係してクロスを数本上げた。
 「全員で前進できていないのが、クロスの減少に間違いなくつながっている」と渡辺監督。待望の今季リーグ戦初勝利をつかみ取るためには、11人が連動してサイドを制圧する「得意な形」の復活が欠かせない。(斎藤雄一)


2019年04月05日金曜日


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