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<アイリスオーヤマ>スポーツ施設へ本格参入 人工芝、LED照明など設備全般担う

アイリスオーヤマが角田市の拠点施設に整備したサッカー場。人工芝やLED照明を手掛けた

 アイリスオーヤマは、スポーツ施設の設備市場に本格参入する。9月に開幕するラグビーワールドカップ日本大会、2020年東京五輪などを機に需要増が見込まれる一方で、施設の老朽化や整備数の少なさが課題になっている。同社はスポーツ施設向けの製品ラインアップを強化し、法人事業の基盤拡大を図る。初年度売上高は30億円を目指す。

 製品ラインアップは競技場や多目的グラウンド向けの人工芝のほか、スタジアムとアリーナ用の発光ダイオード(LED)照明、各施設に備え付ける観客用の椅子などを想定する。
 子会社のアイリスソーコー(仙台市)は人工芝のゴルフ練習用マットで国内トップシェアを持つ。野球やテニス場向けに品目を拡充することで、多様な種目と施設に対応する。アイリスオーヤマは地盤工事を除く設備の整備事業全般を担い、完成後の補修やメンテナンスも請け負う。
 LED照明では、景観演出用やサイネージ(看板)を提案する。コスト削減も意識し、スタジアム照明は既存照明と比べて電気代を7割削減できる点をPR。電圧が低いため自家発電でも点灯可能で、インフラ工事などの初期投資額を大幅に抑えられるという。
 アイリスオーヤマは昨年5月、宮城県角田市の拠点施設の敷地内に研究開発用のサッカー場を整備。ピッチの耐久性などの実地試験とともに自治体などへの売り込みを始めた。
 同社の担当者は「グループの総合力を結集してスポーツ施設の抱える課題をワンストップで解決し、日本のスポーツ産業の活性化に貢献したい」と話した。


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2019年04月06日土曜日


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