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<仙台六大学野球>元プロ佐々木信行さん、東北工大ベンチ入り「勝つ喜び教える」

選手に打撃を指導する佐々木さん(右)=4日、仙台市太白区の東北工大野球場

 プロ野球ロッテの元2軍監督で、東北工大硬式野球部ヘッドコーチの佐々木信行さん(65)=宮城県登米市出身=が、13日開幕の仙台六大学野球春季リーグ戦からベンチ入りする。昨年まではプロ野球のラジオ解説をしていたため、プロアマ規定で認められていなかった。今年から選手育成に専念し「楽しませながら勝つ喜びを教えたい」と意欲を見せる。

 2015年に同大の臨時コーチとなり、17年からヘッドコーチを務める。今後はリーグ戦でベンチから選手を指導し、監督をサポートする。
 指導者一本に絞った理由は明確だ。「ベンチに入らなくても技術は教えられるが、実戦的なことは難しい。腰を据えて選手と向き合いたかった」
 細やかな指導に選手の意識も変わりつつある。打者には「しっかり振って遠くに飛ばそう」とフルスイングを求め、投手には「短いイニングでいいから力を出し切ろう」と助言する。
 主砲の佐藤寿樹選手(4年)は「打った本人と同じくらい喜んでくれて、やる気をさらに引き出してもらえる。高いレベルで野球ができるようになった」と成長を自覚する。大学の空き時間で自主練習をするメンバーも増えた。
 小幡早苗監督は「攻撃や守備陣形などで長くプロ野球に携わった経験を分かりやすく伝えてくれる」と佐々木さんのベンチ入りを歓迎する。
 東北工大は昨春、2004年以来の3位に入った。今春は20、21日にある第2節の仙台大戦でリーグ戦開幕を迎える。
 目標は1973年春から遠ざかっているリーグ優勝。佐々木さんは「きっかけを与えるだけで、めきめきと力を付けてくれる。後は本番で勝たせたい」と意気込む。


2019年04月06日土曜日


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