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<酒田港>クルーズ客消費 酒田で9661円 17年寄港船 市が初めて分析

酒田港に寄港した大型クルーズ船=2018年7月

 2017年8月に山形県に外国籍として初寄港した、イタリア船籍の大型クルーズ船「コスタネオロマンチカ」の乗客1人当たりの消費額は酒田市内で9661円だったことが、市の調査で分かった。酒田港のクルーズ客の詳細な消費行動が判明したのは初めて。東北各港もクルーズ客の消費額は1万円程度と試算しており、全国数カ所を寄港するそれぞれの行程の消費額で2割程度を占めた。
 調査は酒田市が東北公益文科大に委託し、乗客と乗組員計約250人のアンケート結果を分析した。消費額9661円の内訳は、観光4286円、買い物3793円、食事1582円。17年度に酒田港に寄港したクルーズ船の乗客は計4405人で、酒田市内で総額4256万円が消費されたと推計している。
 観光庁の18年訪日外国人動向調査によると、全国各港を巡るクルーズ客1人当たりの消費額は4万4227円。酒田市での消費額はこのうち2割程度を占める計算になる。
 クルーズ船が寄港する東北各港は、それぞれ独自に乗客1人当たりの消費額を分析している。青森地域社会研究所(青森市)は17年の青森港のクルーズ客の消費額を9379円と試算。東北経済連合会は同年仙台港に寄港した米国クルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」の乗客の消費額を1万3559円と推計した。
 秋田県によると、同年8、9月に秋田港に寄港したクルーズ客の消費額はそれぞれ1万1000円、1万5000円だったという。
 昨年酒田港を視察したという青森地域社会研究所の松田英嗣調査研究部長は「酒田市は街並みがコンパクトな分、クルーズ客の数時間の観光に向いている。ポイントを絞って滞在してもらう方が消費はしてもらいやすい」と指摘する。


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2019年04月06日土曜日


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