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サッカーの魅力伝えたい 元J1仙台・中原さん、古巣スクールで指導に熱

スクールコーチに転身し、子どもたちと笑顔でボールを追う中原さん

 サッカーJ1仙台などでFWとして活躍し、昨季限りで現役を引退した中原貴之さん(34)が古巣の仙台のスクールコーチに就任した。劇的なゴールゲットで「タカ」の愛称で親しまれた中原さんは「子どもたちにサッカーの楽しさを伝えたい」と第二の人生のピッチを駆け回る。
 5日、仙台市泉区の泉総合運動運動場。「ジグザグにドリブルしよう」「いいね」。あどけない顔で真剣にボールを追う子どもたちの姿に笑顔を見せながら優しく声を掛けた。「楽しみながらボールを教えていくのが一番。練習メニューを考えるのは難しいけど、やりがいはある」と充実した日々を送る。
 山口県出身の中原さんは2003年に仙台に加入。長身のストライカーとして頭角を現し、09年にはJリーグで初めて4試合連続の途中出場でゴールを決めるなどの活躍でチームをJ1昇格に導いた。15年からはJ2福岡で3季プレー。昨季は日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森に移籍したが、8試合出場の無得点に終わって現役にピリオドを打った。「お世話になったクラブに恩返しするのが当たり前。辞めるなら仙台に戻る以外のイメージがなかった」。クラブのスタッフに意思を伝え、慣れ親しんだ古巣に戻ってきた。
 1月にスクールコーチに就任。県内12校のスクールを巡回し、幼稚園児から小学6年まで各クラスで子どもたちを指導する。「現役当時を知る親の方が『子どもを教えてくれてラッキー』と言ってくれる」と笑う。日本のトップリーグで活躍した経験を生かし、「サッカーの魅力、素晴らしさ、厳しさを伝え、サッカーに憧れを持ってくれたらいい」と考えている。
 夢はトップチームのコーチ。「ホームのユアテックスタジアム仙台(泉区)に再び戻りたい」と思いを語る。仙台に同期入団して共に戦った菅井直樹さん(34)も昨季限りで引退し、クラブの地域連携課スタッフに転身した。「2人でクラブを盛り上げていきたい」と意気込む。

 J1仙台はサッカースクールの生徒を募集中。連絡先はスクール事務局022(377)1101。


2019年04月07日日曜日


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