宮城のニュース

<参院選宮城>野党候補決まらず焦り 宮城県議選など影響懸念

 夏の参院選宮城選挙区(改選数1)で、立憲民主党県連が立候補を要請したフリーアナウンサー菅原美話(みわ)氏(51)が出馬を断念し、野党の候補者選びは振り出しに戻った。任期満了まで4カ月を切っても候補者が固まらない状況に、野党関係者は焦りを募らせる。

 菅原氏の辞退を受け、立民県連は、選挙戦で連携を目指す他の野党関係者に現状を説明。県連内では候補者の選び直しに向けた作業を始めた。
 連合宮城の小出裕一会長は「初めて名前が浮上した候補だっただけに残念」と話す。7日に投開票された統一地方選前半戦の結果分析の必要性を訴え「新たな候補者が目指すべき方向性を見極めたい」と前を向いた。
 社民党県連の岸田清実代表は「候補者選定は立民が中心に行う方針で各党が一致している。新たな提案があるかどうか推移を見守りたい」と述べ、選挙協力を重視する考えを強調した。
 国民民主党県連の桜井充代表は「コメントする立場にない」とした上で「党本部との協議が必要だが、国民が候補者を立てる可能性もゼロではない」という。
 宮城以外の東北の他県では、野党系候補者の擁立や一本化に向けた作業が進み、宮城選挙区の遅れが際立つ。野党共闘による2016年参院選や17年仙台市長選の再現を目指すが、先行きは見通せない。
 ある野党関係者は「最善の候補者だった菅原氏に代わる候補者を早く立てなければいけない」と危機感を示し、別の関係者は「仙台市議選や県議選にも影響が出るのではないか」と不安視した。
 野党の足踏みを横目に、自民党県連と公明党県本部は8日、選挙協力方針を確認した。自民県連幹部は「野党は組織が結束し切れていないように映る。担ぎ手がしっかりしなければ、みこしに誰も乗りたがらない」と苦笑いし、「淡々と状況を見たい」と語った。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2019年04月09日火曜日


先頭に戻る