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<ベガルタ>ピッチサイド/シュミット奮闘 キャプテンマークの大きな力

シュミット・ダニエル

 サッカーで出場する選手の代表が腕に巻くのがキャプテンマーク(マーク)。単なる象徴を超えた大きな力を秘めている。仙台がリーグ戦初勝利を飾った6日のホーム鳥栖戦で担ったGKシュミットの奮闘ぶりが、その表れだろう。
 開幕5戦未勝利のチームを堅守で救った。1−0の前半27分、ゴール前でフリーでパスを受けた元日本代表の金崎の至近距離からのシュートを、とっさの反応で右に飛んでセーブした。「決めさせたら試合の流れが悪くなる」。しっかり金崎との距離を詰め、シュートコースを狭めてゴールを許さなかった。
 今季から副将。ベンチスタートとなった主将の大岩に代わり、プロで初めてマークを巻いた。「重みや責任感を感じ、チームを勝たせようという気持ちが強かった。良い影響を及ぼしたと思う」と振り返る。
 マークの重みは過去にも感じた。2009年に仙台がJ1昇格を決めた水戸戦。当時主将の梁勇基が交代で退場し、マークを引き継いだ千葉直樹さん(引退)は試合終了後、すぐに梁勇基に返した。千葉さんは「報道陣の撮影もあるので、マークを巻いて写ってほしかった」と話していた。
 チームを引っ張る立場の選手に仲間は敬意を払う。だからこそ、マークには巻いた選手の覚悟と闘志が宿る。(原口靖志)


2019年04月09日火曜日


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