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<塩釜・勝画楼>応急修繕完了、活用の方向性年度内に 外観の一般公開も検討

補強された書院の東側を支える懸造部分

 宮城県塩釜市が保存活用のために進めた江戸期の旧書院「勝画楼(しょうがろう)」の応急修繕工事が完了し、9日に報道各社に公開された。今後は活用方針の決定を待つ。原則非公開だが、市は今秋ごろ、外観の一般公開を検討している。
 市は建物の劣化や損傷の進行を防ぐ目的で、2018年11月に応急修繕に着手し、防犯対策も施した。工事費は1890万円。
 雨漏り対策として、屋根の全体をガルバリウム鋼板で、外壁をベニヤ板で覆って補修。勾配に立つ書院の東側の床下を支える懸造(かけづくり)は補強材で補強した。内部も補修、清掃した。
 勝画楼は歴代の仙台藩主が塩釜神社に参拝する際、食事や着装、休息に使ったとされる。明治以降は民間に売却され貸座敷や料亭となり、1961年に同神社に譲渡された後も披露宴などに使われた。
 市は本年度、江戸や明治、昭和のいずれの時代の姿で復元するかなど活用の方向性を決める考え。周辺発掘による建物痕跡調査や県文化財指定の申請も目指す。


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2019年04月10日水曜日


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