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<楽天>浅村場外アーチ、重圧乗り越え古巣への一撃

浅村栄斗選手

 無風の球場に、大きな弧を描いた。東北楽天の浅村が放った打球は、古巣西武のファンが大挙する左翼席のはるか上を越え、場外に着弾した。「久しぶりにいい感じで打てた」。けろりとした表情で語った。
 4点を先取後、山川(富士大出)の3ランで1点差に迫られた直後の五回。無死一塁からの貴重な一撃だった。「初球から狙っていた」。ニールの1ボールから2球目、中央に甘く入ったスライダーを見逃さずにフルスイングした。平石監督は「完璧な一発。(点が)欲しいところで素晴らしい本塁打」とたたえた。
 試合前までの打率は2割5分7厘。獅子奮迅の活躍とはまだ言えない。指揮官は「FA(フリーエージェント)で来て、あさ(浅村)にしか分からない重圧があると思う」と心中を察する。
 重圧を象徴する一コマが初打席の場面だ。一回1死三塁で打席に立つと、西武ファンの大きなブーイングが起きた。「あまり気にしなかった」と語ったものの、空振り三振を喫した。「(移籍は)自分で選んだ道。西武戦は覚悟して臨む」と話す。
 昨季は6勝19敗と大きく負け越した西武との今季初戦を勝利に導いた浅村。「ずっとライオンズでやってきて、強さは分かっている。(ソフトバンクを含む)2強を倒して上にいきたい」。自信を深めた主砲の言葉が頼もしかった。(狭間優作)


2019年04月10日水曜日


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