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<桜田氏更迭>「復興五輪が泣く」被災地首長、厳しく批判

 東日本大震災の復興より同僚議員が大事と失言し、事実上更迭された桜田義孝前五輪相に対し、道半ばの地域再生に取り組む被災自治体のトップは11日、「信じられない」「復興五輪が泣く」と厳しく批判した。

 石巻市の亀山紘市長は定例記者会見で「復興より大事なものがあるということ自体が信じられない」と強調し、「辞任は妥当な線ではないか」と突き放した。
 桜田氏が9日の国会答弁で石巻市を「いしまきし」と言い間違えたことを挙げ、「なじみのない地名もあり、ある程度の間違いはやむを得ないが、3回も間違われるのは困ったことだ」と不満をにじませた。
 気仙沼市の菅原茂市長は同日、報道各社の取材に対し、「復興五輪が泣く発言だ。3月11日から1カ月もたっていない。被災地に思いが至らないことが残念だ」と述べた。
 被災地を巡る閣僚の失言としては2017年4月、当時の今村雅弘復興相が「(被災地が)まだ東北で良かった」と発言、引責辞任している。菅原市長は「閣僚全員が復興大臣と明言する安倍内閣だが、徹底されていないことがあらわになった」と指摘。「震災から8年がたち、被災地ではない場所に住む皆さんの記憶は薄くなっているのかもしれない。全員が復興大臣という意識を再度、徹底してほしい」と注文を付けた。
 亀山市長は、被災地に対する政治家の失言が度々あることに「繰り返されることが問題であり、どこかに気持ちの緩みがあるのではないか。責任の重さを感じてほしい」と苦言を呈した。


2019年04月12日金曜日


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