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<小動物と暮らす>ラット編/力が強く脱走に注意

知能が高く、人にもよくなれるのが魅力のラット

 ラットはネズミ科に属する大型のネズミです。野生のドブネズミを改良してつくられました。今はドブネズミを見る機会も少なくなってきたと思います。500ミリリットルのペットボトルくらいの大きさのネズミです。
 ラットの毛色は、黒、茶、白のアルビノなどさまざまです。体重が500グラムを超えるものも少なくありません。以前は、ほとんどが実験動物や大型のトカゲ、ヘビの餌として利用されていました。体が大きく、かむ力も強くて気が荒いので、ペットには不向きとされていました。
 尻尾にほとんど毛が生えておらず、それを好む人が少ないことも、ペットとして飼われなかった一因かもしれません。しかし、あらゆる小動物を好むマニアが存在する現代では、ラットへの見方も変わりました。
 飼育する上で、注意しなければいけないのは脱走です。ペットとして飼われているネズミの仲間の中でも、特に体が大きく力も強いため、丈夫なケージが必要になります。
 金網ケージか水槽で飼育しますが、あまりきゃしゃな金網だと、かんでケージを壊す可能性があります。金網ケージで飼育する際は、強度の高い物を用意しましょう。
 水槽は、天井が金網製の爬虫(はちゅう)類専用タイプが最も安全で使いやすいでしょう。ジャンプしたときに、水槽の縁に前脚が掛からない程度の高さが必要です。魚用水槽でも飼育可能ですが、最低でも45センチ以上の大きさの物を用意しましょう。
 給水ボトルは先端にステンレス製のボールが入ったものを用意します。食事は、げっ歯類専用のハードタイプを与えます。
 切歯は生涯伸び続けます。硬いものをかむことで歯根が刺激され、加えてバランスの良い食事を与えることで、丈夫でかみ合わせの良い歯を維持できます。
 実を言うと、ラットは知能が高く学習能力に優れていて、人にべたなれする動物です。毎日愛情を持って触れ合う時間をつくりましょう。よくなれたラットは可愛いいですよ。触れ合いの時間を多く望む人には、最良のペットになるでしょう。(獣医師・川村康浩)


2019年04月12日金曜日


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