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<桜田氏更迭>被災3県知事 憤りと失望「復興に背」

 東日本大震災からの復興を軽視する失言で更迭された桜田義孝前五輪相に対し、2020年度末の国の復興・創生期間終了を見据え、復興事業を急ぐ岩手、宮城、福島3県の知事からは11日、憤りや失望の声が上がった。
 東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島県。内堀雅雄知事は談話で「福島の復興はいまだ途上にあり、わが国の最優先課題だ」と指摘。「被災地への思い、理解に欠ける発言で極めて遺憾」と断じた。
 福島では20年東京五輪の野球・ソフトボールが開催される。後任の鈴木俊一衆院議員(岩手2区)には「被災地に寄り添った対応を期待したい」と求めた。
 「閣僚からあのような軽口が出るとは。政権が復興に背を向けていると言っても過言ではない」と厳しく批判したのは達増拓也岩手県知事。盛岡市出身の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーでの発言だったことにも「非常にショックだ」と語気を強めた。
 失言で揺らぐ復興五輪の理念に関して「しっかりやらないと復興に対する国民の関心やエネルギーを奪いかねない。人手や予算不足の中で五輪に参画しようと頑張る被災地を裏切らないでほしい」と注文を付けた。
 村井嘉浩宮城県知事は「被災地に不適切とされる発言で、五輪まで1年余りの時期での辞任は非常に残念だ」との談話を出した。


2019年04月12日金曜日


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