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<入試のツボ>各校の特色見極めを

◎新公立高入試制度(2)共通選抜・特色選抜

 2020年度から宮城県の公立高入試が一本化される。基本的には受験機会が1回となり、「共通選抜」「特色選抜」の2通りの選抜方法で合否が決まる。
 1度の試験で2通りの方法で選抜されると聞くと、複雑に感じるかもしれない。しかし、これまでの後期選抜でも募集定員のうち、第一段階で学力検査点と調査書点で上位80%を選抜し、第二段階で残り20%を調査書の記載事項も用いて総合的に選抜する二段階選抜を採用していた。
 新入試制度は、この第一、第二段階を共通選抜、特色選抜としたと考えてよい。例えば、仙台二高は第一段階として共通選抜で90%を、第二段階として特色選抜で残りの10%を選抜する。また、宮城野高美術科は第一段階として特色選抜で60%を、第二段階として共通選抜で40%を選抜する。
 美術科などの実技が重視される学科は特色選抜の枠が大きくなる一方、多くの学校は共通選抜の枠が大きく、基本的に共通選抜での合格を目指すことになる。
 共通選抜は、これまでの後期選抜と同じだ。すでに発表されている各高校の学力検査点と調査書点の比重に大きな変化はなく、特別な対策が必要ということはない。
 ただ、共通選抜での合格に漏れて特色選抜に回った場合のことを考えれば、各高校の特色に合わせた対策が必要になる。
 例えば、泉高英語科の特色選抜は、英語を使った口頭試問を含む面接での点数が加算される。また、これまでも一部の高校で行われてきた傾斜配点を用いて選抜する高校もある。
 受験校を決定する際に考慮すべきことは増えた。早いうちから受験校を意識し、土壇場で対策を迫られることがないようにしたい。
(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2019年04月13日土曜日


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