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<宮城・亘理町中2自殺>「学校、何もしてくれなかった」生徒の父、不信感あらわ

記者会見で「学校への不信が募っている」と語った男子生徒の父親

 宮城県亘理町の町立中2年の男子生徒(14)が今年3月に自殺した問題で、遺族は12日、県教委に真相究明のための第三者委員会を速やかに設置するよう求める要望書を提出した。

 自殺した男子生徒の父親は12日、宮城県庁で記者会見し、「悩んでいた息子に、学校は何も対応してくれなかった」と学校側への不信感を募らせた。「息子はなぜ追い込まれ、自死を選んだのかを知りたい」と思いを吐露した。
 男子生徒は優しく明るい性格で、動物やバイクが好きだった。父親は「怖がりだったが、一緒に乗せてツーリングに行ったこともあった」と振り返った。
 友達は多かった。男子生徒が死亡した後には友人やその保護者が自宅を訪れ、遺影に手を合わせてくれた。「息子のことを思い、学校での様子を話してくれた」という。
 授業を抜け出し、校舎屋上の出入り口付近でうずくまっていた男子生徒を教員が見つけたのは2月中旬。男子生徒は「飛び降りようとした」と打ち明けた。
 学校側が男子生徒にカウンセリングを実施し、変わった様子はないと判断したことを伝えられたのは死亡後だった。「深掘りする必要があったのではないか」との思いが消えない。
 「自死は他の誰かの話だと思っていた。今は悲しみと自責の思いがある」。父親は冷静な口調に、悔しさをにじませた。


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2019年04月13日土曜日


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