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<楽天>打線に勝負強さ 小技を絡めて8回勝ち越し

8回東北楽天1死三塁、田中が投前スクイズを決める。捕手甲斐(高橋諒撮影)

 今季の東北楽天打線の勝負強さが集約された八回の攻撃だった。
 2−2のこの回1死一、三塁、田中に投じられたモイネロの球を甲斐が後逸し、三走辰己が生還。直後に田中がスクイズを決め2点を挙げ試合を決めた。「ラッキーな面もあったけど、みんながよくつないでくれた結果」。平石監督は胸を張った。
 「スクイズはたぶん人生で初めて」と田中は回想する。直前の捕逸で1点を勝ち越したことで「重圧を感じないで軽い気持ちで臨めた」。2ボールからの高めの直球を「(三走の橋本)到さんのスタートが良かったので、転がすだけだった」と、捕手の目の前に落とし、貴重な追加点とした。
 ベテランの執念も見事だった。八回1死三塁から代打で起用された渡辺直が2ボール2ストライクからの5球目、146キロの直球を左もも付近に当て好機を広げた。「(モイネロは)変化球も真っすぐもすごい。甘い球を狙ったがなかなか難しかった」と、内角の厳しい球を死球にした。「塁に出るには、よけないのも選択肢の一つ」。痛みをこらえながら満足そうに語った。
 昨季日本一のソフトバンクとの初戦に勝利し、これで今季の本拠地での試合は4戦4勝だ。昨季のチームに根付いていた負け癖は払拭(ふっしょく)されている。(狭間優作)


2019年04月13日土曜日


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