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命守る「皇居の森」に 岩沼・千年希望の丘に整備

「皇居の森」記念碑を除幕する関係者

 宮城県岩沼市の慰霊公園「千年希望の丘」の交流センター脇に、皇居の樹木の種から育てた苗木を植えた「皇居の森」が整備され、現地で13日、記念碑の除幕式があった。津波から地域を守る海岸防災林の象徴となる。
 皇居の森は約35平方メートルで、主に広葉樹の27種類約200本を植えた。このうち、皇居の樹木の種から育てたのは常緑高木のタブノキなど4種類28本。一般社団法人森の防潮堤協会(仙台市)が2014年、林野庁から海岸防災林植樹用として皇居の樹木の種を譲り受けて育苗し、16年に植樹した。
 除幕式には協会や市、地元関係者ら約50人が出席。皇居の森の前に建てられた記念碑のテープカットをして、完成を祝った。菊地啓夫市長があいさつで「将来はわれわれの命を守ってくれる」と意義を語った。
 皇居の森の樹木は現在、高くても2メートル程度だが、将来は20〜30メートル程度まで成長するという。森の防潮堤協会の日置道隆理事長は「皇室から平和を願ったプレゼント。岩沼の地を支える立派な森になる」と話した。
 協会は同日、千年希望の丘で、県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているハマナスの苗木約500本を植樹した。


2019年04月14日日曜日


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