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<張本智和>右手薬指負傷の影響残る フォア強打に痛み「できることやる」

 4月初めのアジア・カップで右手薬指を痛めた張本の顔色がどこか浮かない。診断はけんしょう炎で、重傷ではなかったが「まだ感覚が足りない」。12日に練習を再開したばかり。まだしっくりこない様子だった。
 両ハンドを軽快に振り抜き、一球ごとに大きな声を張り上げる。倉嶋監督は「見ての通り。練習や試合に支障はない」と強調するが、本人の感触は異なる。
 フォアハンドの強打は痛みがあり、ラケットの握りは緩めている。チームの練習はこなすが、それ以上のメニューは回避。「思ったような調整はできないので、できることをやる」。もやもやを隠さない。
 世界選手権までの短期間の強化ポイントに、あえて得意のバックハンドを挙げた。「フォアが打てなくても、バックハンドを仕上げられれば自分のプレーができる」。打倒中国に向けたレベルアップより、原状回復を念頭に置く。
 男子シングルスで40年ぶりのメダルの期待を背負う。練習後、テレビカメラの前では「メダルが目標」と語ったが、カメラが外れると「今はどうしてもメダルなんて考えられない。一試合一試合戦うしかない」と吐露。固まり切らない15歳の気持ちが垣間見えた。(佐藤夏樹)


2019年04月14日日曜日


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