宮城のニュース

<まちかどエッセー・工藤敏夫>全国レクリエーション大会

 今年の9月中旬、第73回全国レクリエーション大会が宮城県で開催されます。1947(昭和22)年10月にスタートして以来、全国の都道府県持ち回りで実施されてきた歴史ある大会で、宮城県での開催は、今回で3回目となります。
 レクリエーション活動は戦後日本の民主化運動に役立つと重要視され、急速に進展しました。教育委員会が中心となり、婦人会・青年団などの社会教育関係の会合や講習会では、講義に加え、「ゲーム・歌・ダンス」などの「レクリエーション」プログラムが、必ず組み込まれていましたし、学校教育でも、男女共学の体育教材として最適だと、フォークダンスがカリキュラムに明記されました。
 戦後の混乱した時期、衣食住に困窮し、精神的にも疲労し、楽しさに飢えていた人々にとって、この活動は「干天の慈雨」。中でもフォークダンスは人気の的で、まさに燎原(りょうげん)の火のごとく急速に全国に普及していきました。全国レクリエーション大会では最多の参加者を数える「大会の華」となっています。
 私が宮城県での大会に最初に参加したのは、54年の第8回大会。仙台市青葉区のレジャーセンターで行われたフォークダンス・コンテストに学生仲間8人でチームを作り出場、優美賞を頂いた後、三笠宮殿下のご講評で「楽しい仲間」とチーム名を名指しでお褒めのお言葉を賜ったことが、その後の活動の励みとなりました。
 2回目は92年。第4回全国REC研究大会(通算46回)と名称が変わった大会で、県のレクリエーションダンス部会長として運営に携わりました。十数人の実行委員と2年間夢中で準備に当たったこと、会期中、部会に参加された延べ千人もの方々の笑顔とお礼の言葉が忘れられません。
 そして今度は、日本フォークダンス連盟宮城県支部が、フォークダンス、日本民踊、レクリエーションダンスの3部門で運営を担当し、大会を盛り上げる予定です。
 宮城での3大会に何らかの形で関われることは、貴重な体験であり、幸せなことだと、近づく大会を心待ちする昨今です。
(日本フォークダンス連盟宮城県支部前支部長)


2019年04月15日月曜日


先頭に戻る